アロマセラピーのメカニズム

Clinical Science in CAM 代替補完療法の科学

代替補完療法は、近年、臨床現場においてもにわかに注目され始め、その英語Complementary and Alternative Medicineを略し「CAM」の効果、効能について、世界中でさまざまな研究がすすめられています。このページではそうしたエビデンスに基づく文献や、またそこに取り上げられている各種の療法についての情報を掲載していきます。

Vol.1 No.1 補完療法はホームドクターに受け入れられるか?
Complementary therapies: have they become accepted in general practice?

Marie V Pirotta, Marc M Cohen, Vicki Kotsirilos and Stephen J Farish
MJA 2000; 172: 105-109

初回は各種の補完療法が、オーストラリアのホームドクターにどのくらい浸透し、認められているのかを調査した論文の概要からです。データは2000年に発表されたものなので、やや古いものの、他国での臨床現場における補完療法の現状を伝える、興味深い調査研究です。

調査目的

ビクトリア州のホームドクター達がどのくらい補完療法を利用し、それらに対してどのような認識をもっているのかを明らかにする。

調査計画

1997年7月、ビクトリア州のホームドクター800名を無作為に抽出し、自記式の郵送調査を行った。

調査対象

488名のホームドクター(回答率、64%)

調査項目

ドクターの認識度;危険性と効果についての見解;実施にあたってドクターの適否;認知している患者の要望;学生に対する教育の必要性;補完療法師たちへの依頼度;各療法の実習について

結果

鍼灸、催眠療法及び瞑想法は、これらの補完療法師の世話になった患者が80%以上、また何らかのかたちで利用した患者が半数というように、調査対象のドクターの多くに受け入れられている。また、ホームドクターは様々な療法の訓練を行っている。

内訳は以下、

  • 瞑想法(34%)
  • 鍼灸(23%)
  • ビタミン&ミネラル療法(23%)
  • 催眠療法(20%)
  • 薬草療法(12%)
  • カイロプラクティック(8%)
  • 自然療法(6%)
  • ホメオパシー(5%)
  • スピリチャルヒーリング(5%)
  • オステオパシー / 整骨療法(4%)
  • アロマセラピー(4%)
  • レフレクソロジー / 足裏マッサージ(2%)

4分の1から3分の1はカイロプラティック、薬草療法、自然療法、及ビタミン&ミネラル療法の実習に興味がある。ホームドクターは自分の患者が利用する補完療法を過小評価してことを明かしている。

考察

オーストラリアでは鍼灸、瞑想法、催眠療法、カイロプラティックが他の補完療法よりホームドクターによって広く浸透していることが明らかになった。今回の結果から、今後はこれらの療法効果について科学的な根拠を明らかにしていくことが急務である。

  • 以上は、Australian Health ReviewのホームページからThe Medical Journal of Australia 2007;172:105-109の論文を抜粋翻訳(Translated by Y.Ishihara)したものです。

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石原 裕子(いしはら ゆうこ)Yuko Ishihara

英国R.Q.A.(現、I.F.P.A.)認定
T.I.D.H.A.取得
ホリスティック・アロマセラピスト

主だったアロマ関連の仕事
1995年 アロマセラピー留学のため、雑誌編集者を辞め、渡英。
1996年 ロバート・ティスランドが校長を務める、The Tisserand Aromatherapy INSTITUTE(ロンドン)に入学。
アロマセラピー、解剖・生理、病理、マッサージ、キネシオロジー(筋肉反射運動論)、エッセンシャルオイル科学、栄養、コミュニケーション、マネジメント、ファストエイドの習得。
他に、リフレクソロジー(足裏反射区療法)、シャンピセージ(インド式ヘッドマッサージ)、バッチフラワーレメディ(花療法)を修了。
1997年 Holistic Aromatherapyのディプロマ取得。同時に、Register of Quarified Aromatherapist (現、International Federation of Professional Aromatherapists )メンバーとなる。
1997年 帰国。渋谷区広尾にアロマセラピーサロン「ワイズホリスティックアロマセラピー」を主催。
住宅メーカーでアロマのセミナー。
スポーツ選手へのアロマアドバイス(「報知新聞」に記事掲載)。
「Lee Mook」(集英社)アロマセラピーページ監修。
精神対話士コースを修了。
1998年 横浜の心療内科2日/週勤務。
横浜市の財団法人主催のアロマ講演。
リフレクソロジーの学校でアロマ講師。
アロマセラピー学会の医療従事者へ施術の講義。
「クロワッサン」(マガジンハウス)取材。
1999年 アロマセラピー&エステ会社の顧問(新人教育・スクールの講師など)。
薬学博士とアロマセラピーの共同研究。論文のタイトルは、「アロマバス(芳香湯浴)における水難溶性テルペン炭化水素およびエステル成分の優先的マウス皮膚吸収と組成変動について」(AROMA RESEARCH vol.1 No.2 2000)
横浜市瀬谷区でアロマの講演。
「暮らしと健康」(保健同人社)アロマ特集の監修。
ヘルスカウンセリングベーシックコース修了。
2000年 カラーセラピーの学校でアロマ講師。
奈良の病院で医療従事者向けアロマの講演
石鹸会社とアロマ商品企画。
2001年 (有)ワイズ・ホリスティック・アプローチ設立。広尾から移転。
横浜市中区にリフレクソロジー&アロマセラピーのサロン「プティアロマ」をスタート。
HP「ナチュラル美人」スタート。
スクール・セミナー主催。
読売新聞にコラム記事掲載。
2002年 「はじめる・楽しむアロマセラピー」(永岡書店)監修。
TVK取材。
映画の撮影に協力。
2003年 「週刊アロマセラピー&ナチュルライフ」(De AGOSTINI)監修
中国・北京のエステサロンでアロマの新人教育。
FM横浜取材。
横浜市財団法人での講演、セミナー。
2004年 東急ケーブルTV取材。
銀座の「MUJI」でアロマのセミナー講師。
「暮らしと健康」(保健同人社)アロマ特集の監修。
「マイフォーティーズ」(主婦の友社)アロマページの監修。
2005年 「プティアロマ」閉店。
「お酢のパワーを120%引き出す本」(青春出版社)アロマコラム執筆。
2006年 エッセンシャルオイル会社のアロマセラピースクール講師、顧問。
「サロン ヒロ」でアロマセミナー。
「メンズノンノ」(集英社)アロマページ監修。
2007年 「自由が丘 プティアロマ」スタート。
「サロン ヒロ」でアロマセミナー。
東急ママ大学講演。
2008年 養護学校でアロマの授業。
早稲田大学人間科学部健康福祉科学科(e-school)卒業 臨床心理「(認知)行動療法」専攻
卒論研究のタイトルは、「アロマセラピーにおける精油の種類と施術法が心理的身体的効果に及ぼす差異の検討」
主な監修本

「はじめる、楽しむアロマテラピー」(永岡書店)

「アロマテラピー&ナチュラルライフ」(De Agostini)

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